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球規模の環境保全に対しても責任を持つようにさせる。
・ 地球上の色々な自然形態と技術システムを利用した太陽エネルギーの利用と自然のエネルギー循環系に関する知識を習得させる。

 

□ 生物
自然体験をさせ、自然を観察させることを出発点として、生命の存続条件と自然との関係について理解させる。また、人間に関する生物的な知識および生命の発展について、必要な知識を習得させる。
生物の授業での中心課題は、生き物と自然を尊重し、大切にすることを会得させることである。このことには、生徒に生物学的視点から環境問題を考えさせ、環境保全のための行動パターンを習得させることも含まれている。
○ 科目の構成と性格
生徒たちは、生態系と関連させて環境問題を検討することにより、それらの問題の研究に必要な具体的な基礎資料を得ることができる。
環境への影響の程度を理解するには、植物と動物の生存条件に関する知識を充分に持たねばならない。生物学が環境問題の解決に貢献しているが、それは生物の多様性と相互依存性を解明するのに役立つからである。

 生徒が5年生の終わりに到達すべき目標

・ 生徒たちの身近な環境に最も一般的に見られる植物と生物、微生物のいくつかについて知り、その生存にはどのような環境要件を必要としているかを学習し、学習に便利な方法で生物体をグループ分けできるようになること。

 生徒が9年生(訳註:日本の中学3年生)の終わりに到達すべき目標

・ 地球上に存在するいくつかの生態系とその中で生存している植物と動物について知り、いわゆる「食物連鎖」におけるそれらの生物体の位置と相互関係を説明できるようになること。
・ 光合成に関する知識を得て、地球上の生物に対して水が持つ重要性について説明できるようになること。
・ いくつかの環境要素について簡単な測定ができて、その結果の持つ意味を説明することができ、生態系における循環(circulation)と集中(concentration)の例をひとつ挙げられること。
・ 生命の進化の基本的な特徴と生物の多様性の発生条件と意義について説明できること。

 

□ 物理
物理という学科は、環境保護に関連するエネルギー問題の調査研究に特別な関係を有している。

 

 

 

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